みなさん、初恋の相手を覚えていますか?初恋の相手と両想いになり、結婚するなんてドラマの世界の中だけだと思っていませんか?
しかし、アメリカでこのドラマのような恋を経験したお二人がいました。90年間寄り添い合ったお二人の最期が感動的と話題になっています。
アメリカカリフォルニア州サンディアゴで生まれ育った、アレクサンダーさんとジャネットさん。出会ったのは、8歳のとき。
このとき互いに一目惚れします。お互いに、「出会ったときに直感で結婚をすると思った」と話します。それぞれに惹かれ合い、月日が流れます。
8歳で出会ったお二人。出会ってから13年、遂に念願の結婚をします。「13年間ずっと一途に好きできてよかった。待ちに待った瞬間だよ。」とアレクサンダーさんは話します。
初恋の相手でしかも、一目惚れの相手と結婚なんて、本当にドラマのようです。まさに”運命の相手”と呼ぶのにふさわしいですね。
出会ってから年数がかなり経っているので、お互いの愛が薄れてきそうと思われがちですが、アレクサンダーさんとジャネットさんは違いました。
「月日が増すごとに、お互いを好きになる。これからもね。」と話すように、周りからもアツアツの夫婦として有名でした。
お二人は、5人の子供にも恵まれ、まさに幸せの絶頂に。「こんなに幸せなことがあっていいのかと思ってしまう。」とお二人は目を合わせ言います。
子供ができたことで、より愛し合う二人。互いに支え合い、どんな困難も乗り越えて行こうと約束します。
結婚から75年、出会ってから90年経つ頃、夫のアレクサンダーさんが大腿骨骨折という大怪我をしてしまいます。
先が長くないと思った家族は、病院から自宅に退院させます。この裏には、アレクサンダーさんとジャネットさんの感動的な約束がありました。
若いときからお二人は、「死ぬときは互いの腕の中で」という約束をしていたそうです。先が長くないと悟ったジャネットさんは、常に寄り添うようにベッドに二人で寝ていたそう。
二人の大切な約束をいつまでも忘れないお二人に涙する声がたくさん挙がりました。
日に日に弱っていく、アレクサンダーさんにいつでもどんなときも寄り添い続けたジャネットさん。75回目の結婚記念日を迎えます。
二人きりの時間を作ろうと家族が部屋から出て、しばらく経って戻ると、アレクサンダーさんは息を引き取っていました。
アレクサンダーさんは、愛する妻に看取られ安らかに亡くなりました。若い頃に交わした「死ぬときは互いの腕の中で」という約束を果たしたお二人。
「ねえあなた、あなたは私の腕の中で亡くなったのよ。ずっと望んでいたことが叶ったじゃない。愛しているわ。すぐにいくから待っていてください」
出典:https://bit.ly/1MoECND
ジャネットさんはその言葉通り、24時間後にアレクサンダーさんを追うようにして亡くなりました。最期までずっと一緒だったお二人。
天国でも変わらぬ愛で、仲良く暮らしていることでしょう。